めざせ!!とっぷあんぐらぁ♪

無名BASSプロアングラーのドキュメンタリーBlog!
金なし、コネなし、経験なし・・・(爆)
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福島チャプター第三戦!!

8月5日AM7:00、大会ミーティングが終わり、いよいよ福島チャプター第三戦のスタート!!



。。。。。







結果は私が2本、上司は1本と二人ともリミットメイク出来ずに終了した。朝から無風状態が続き、最後までタイミングが合わずに厳しい展開になった。試合後半にレンジを半分に下げ今までとは全く違うパターンで巻き返しをはかるが時すでに遅し。。当たり前だが練習不足から魚の居場所が特定できていないことが一番の敗因だ。



上司には1本のみと。。残念な釣果で私の力不足を感じたが、練習もせずに釣って来れるほどトーナメントは甘くないということを知ってもらえたと思う。今日という日のために選手達は湖に通い日々努力しているのだ。努力が実らないと嘆く選手もいるだろうが。。必ず報われると信じているかいないかで、自分にはまだまだ学ばなければいけないことがあることに気づく。。



さて、チャプター戦も残すは最終戦のみ。今回は自分自身に勝てた試合だったと思う。リベンジ成功。次回も自分に勝てる試合をする。そうすれば成績は自ずとついてくることを私は知っているのだ。
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福島チャプター第三戦 『想像』

8月5日AM4:00試合当日、私達は目覚めた。キャンプ場のバンガローの中で毛布にくるまりながら、早稲沢のせせらぎの音を聴きながら清々しい朝を迎えた。実際には私の聴力ではせせらぎの音は聞こえないのだが。。というのも私は若い頃から耳の聴こえが悪い…医者から補聴器を勧められているくらいだ。原因はいまいちわからない。今までそんなに気にすることはなかったが、介護の仕事に就いてから自分の耳の悪さに悔やむことがある。。今まで就いていた仕事は対人間というより物が多かったが、今は物ではなく対人間だ。施設を利用して下さる利用者様とのコミニュケーションもそうなのだが、やはり一番は業務上で行われる職員間のやり取りに耳の聴こえの悪さが原因で相手に不快な気持ちにさせたり、誤解を招くことがある。自分が誤解する場合もあれば相手が誤解する場合もある。申し送りやカンファレンス等の大事な場面でも…はっきり言って何を言っているか聴こえない。。まぁ、聴こえても理解に苦しむ頭脳しか持ち合わせてないので聴こえていても意味がないのだが。。時々、私が聴こえていないことを笑う職員がいる。いろんな障害を持たれた方達を相手にするこの介護の現場で働く者として恥かしくないのだろうか。あなた方は、耳が聴こえない人や目の見えない人、手脚の悪い人をあざ笑うのか。麻痺で手が動かない人に「動かないの。ハハハ!」と、笑うのか。。それだけはあってはならない。同情しろとは言わない決して馬鹿にしてはいけないのだ。



。。。昨晩、バンガローで夕ご飯を食べていた時、上司は私に。。


「kameさん、雨が降って来た見たいですね。」


そう言ってバンガローの外に出た上司は。。


「違いました。。沢のせせらぎの音でした…。」


と、訂正した。この何気ない昨晩の会話で私は目覚めた時。。きっと今は早稲沢のせせらぎの音が心地良く私達を包み込んでいるのだと想像してみた。。上司には雨音に聴こえ雑音だと感じているかもしれないが。。私には聴こえないことによって自由に想像することが出来る。聴こえないことが良いことも沢山あるのだと感じた。。

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福島チャプター第三戦 『希望』

約3ヶ月ぶり桧原湖ということもあり、何から始めれば良いのか?とりあえず上司に釣ってもらおうとシャロー流してみるが案の定、彼はノンキーの猛攻にあっている。。それでも彼は黙々とキャスト続ける。11バイト10バラシ1フィッシュ。。位の割合だ。いくらなんでもバラシ率が多い…。フックがどうのこうのとボヤているが。。フックを直す気は無いらしい。。そこが彼の良いところだ。あえてそうしてるのかもしれない。。私より釣ってはいけないなどとという変な気を使っていなければ良いが。。

一通り楽しんでから私達は本格的にプラクティスを開始しする事にした。シャローを流している時に私はワカサギであろう魚が水深6m前後にいることを魚群探知機で確認していた。この微妙な水深のワカサギの群れは自分のもっとも得意とするパターンには当てはまらないのではと不安がよぎる。

最初のポイントはインレットが絡む大きな張り出し、間違い無く釣れるだろうと思ったが二人ともノーバイト。。ここは完全回遊待ちの釣りになるので時間の無駄と判断し、次なるポイントへ向かう。向かったポイントはスバリ!!「島」。この島は、魚の群れが留まり易い要素が幾つもあり、釣れれば連続バイトに持ち込める場所だ。狙う水深はあえて8m前後で6mに映るワカサギは無視する。より大きい魚はベイトの群れを下から見ているというのが私の自論だ。



「kameさん来ました!!」


沈黙を破り叫ぶ上司のロッドは綺麗な弧を描いていた。良い魚のようだ。慎重にやり取りをしてあがって来たのは800gのナイスフィッシュ!!


この魚は釣ってない私にとっても嬉しい魚。この後の釣りに多いに参考になる。しかしまぁ。。初心者のわりに良く釣る奴だ。。しかも始めてのディープの釣りで。。つくづく試合がチーム戦でないことが悔やまれる。でもこれで私に変な気を使っていないことがわかった。

その後、同じポイントで二人で数本の魚を釣り明日に温存することにした。(釣り過ぎという話しもあるが。。)次なるポイントは、ズバリ!!「橋」だ。長年のインレットの流れと湖流により地形は大きく削り取られ、大きなワンドを形成し、ボトムには大小様々の枯れ木が多く沈んでいる。上司にいい加減で適当なポイント説明を終え釣りを開始する。数投で答えは返って来た。



700gのナイスフィッシュ。水深9m付近の中層でバイトし、非常に釣りづらい展開だが魚がいることは確認出来た。その後、各所をまわり釣りをするが、総合的に見ても今回の試合は私達にとって厳しい展開になりそうな予感がする。とは言え、今日だけでみれば二人とも3本で2kg弱の魚を釣っている。決して悪くわない。明日に僅かな希望を持ちつ試合前日のプラクティスをを終えた。
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福島チャプター第三戦 『開放』

8月3日AM10:30、汗ばむ夜の17時間にも及ぶ過酷な戦い。。夜間勤務を終えた私はヘトヘト状態で職場を出た。外はもっと暑く。。照り付ける太陽を肌で感じ、真っ青に晴れ渡った空を見ながら、私は明後日に行われる福島チャプター第三戦の戦いに思いを巡らせた。

前回の試合では試合で負けて自分自身にも負けた。。反省点を踏まえ今回はリベンジ釣行。前回と同じ状況で試合がしたいと強く思っていた私は、今回の試合も職場の上司に同船をお願いした。前回は彼がトーナメントに出て見たいと言う事で同船したが、今回は私がお願いするかたちになった。

今年の試合では学ぶことが多く。。体と心が着いていけない。それは私が馬鹿だからなのだと痛感する。釣りの技術を学ぶならまだしも精神面を学んでいる。釣りに来て釣り以外の事を学んでいるのだから試合にならないのは言うまでもない。だが、試合中でなければ学べないのだ。



。。自分の心の中に潜むイライラ悪魔を退治する…


自宅に着いた私は四畳半のやけに天井の低いロフトの寝床で呟きながら疲れきった身体を休めた。PM12:00。



8月4日AM2:00、待ち合わせの時間まで後30分、忘れ物がないかを入念にチェックし、いよいよ出発。行きの道中はお互い普段話さない仕事の話しを上司とゆっくりすることが出来た。仕事のストレスもお互いこの時間で少しは取る事が出来たのではないかと思う。

AM6:00、私達は桧原湖に無事到着した。約3ヶ月ぶりの桧原湖は減水し、キャンプ場は姿を変えていた。朝日に照らされた水面には時折あちらこちらで波紋が広がり、否が応でも期待は高まり、私達のテンションは上がる。はやる気持ち押さえて私達は準備を進めた。

AM7:00、準備終えた私達は、いよいよこの広大な湖に己の魂を開放する。本当の自分を取り戻す瞬間だ。本当の自分の感情に気づき、学び、成長させる。嘘がつきまとう人間社会では本当の自分を見失う。大自然に接することでのみ自分を見い出すことができるものだ。
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