ネストエリアに到着!ネスト合戦開始!!しかし、殆ど誰もいなかった。。
: 『着てみたのはいいけど。。誰もいないねぇ・・みんな魚抜かれちゃったかなぁ。。しかも水面ざわついて何も見えないし・・・サイトは苦手なんだよね。ていうか偏光グラス掛けても裸眼と変わらないくらい水面ギラついてるし。。意味無いこの偏光グラス・・・。』
: 『 そういう時はな!四方八方にスモラバ投げてズル引きしろ!去年、やってたじゃねぇか!まだ魚は残ってるぞ!残りものには福がある!ってな。』
: 『わかった・・頑張る♪』
: 『おい!見てみろよ。あれはトラ研所長さんじゃねぇか?』
: 『ホントだ。釣れてるのかなぁ・・。昨日は別の湖で5本で8キロとか言ってたね。凄いよね』
: 『あぁ、あの人は怪物だ。。俺とはスケールが違う・・・』
: 『確かに。。』
自分と他人を比較している己の情けなさを感じていたその時。。待望の当たりが・・・・。
: 『来た〜〜!!来たよ〜〜〜〜〜!!!釣れた〜〜!!』
: 『おぉぉ!!やったじゃねぇか!ちょっと小ぶりだけどな・・・この際サイズの事は言うな。。ほら!トラ研所長さんがこっち見てるぞ!自慢にならねぇが・・見せてやれ!お前のレベルの低さを見せ付けてやれ!!』
: 『一言多いんだよね・・君は。。あっ!トラ研所長さん、良かったね♪って笑ってくれたよ。嬉しい♪』
: 『お前、おめでたい奴だな・・あまりの小ささに苦笑なさってるんだよ』
: 『そんな人じゃないよ!!!』
: 『わかった・・わかった。。興奮するなって・・よし!この調子でもう一匹追加するぞ!』
やっと。。釣れた・・とりあえずノーフィッシュは避けられ安堵した。
: 『おっ!あれ見ろよ!オレンジ色のシャツ・・檜原湖星人さんじゃねぇか?おい!真下見て釣りしてるじゃねぇか!うわ!釣ってるし・・しかもデけぇぞ!!今日からあの人は曽原湖星人だな・・・」
: 『今年もJB戦から絶好調だよね。』
: 『まだ釣れるぞ!お前もサイトに切り替えろ!!』
: 『だから僕には見えないって言ってるでしょ・・』
: 『うるせぇ!見えねぇなら!顔面!直接!水中につけろや!!』
: 『むちゃくちゃなこと言わないでよ。。目が潰れるよ・・だいたい釣りにならないよ。。』
: 『水中メガネ着けろや!!』
: 『持ってきてないし。。』
: 『もう。。双眼鏡で覗けや!!』
: 『かえって見えないよ・・』
: 『もう・・・。。泳げや!!』
: 『釣りじゃなくなってるけど。。』
: 『何でもいいから。。釣ってくれや!・・・・グスン(涙)」
: 『悔しいんだね・・・こうやってみんなと釣りができるだけで僕達は幸せだよ。みんなと釣りをするから楽しいんだ。悔しさも楽しみ方の一つだね。』
そんなことを思いながら・・ふと。。水面を覗くと・・・そこにはネストらしき物体が。。
: 『見て!見て!なんか見えるよ』
: 『おお!あれは!まさしくネストではあるまいか!ほれ!ほれ!ルアーを投げて差し上げなさい。』
: 『あれっ・・そんなキャラでしたっけ。。』
: 『いいから!投げろや!!』
: 『・・・・・・・・・・・・。』
: 『。。。。。。。。』
結果は2本で832g16位だった。。思っていたより良かっが。。
お立ち台全員・・2キロ台。。優勝は3キロと・・・ここは曽原湖か?と思える試合だった。。
: 『いや〜♪思うように釣れなかったけど・・楽しかったね♪』
: 『俺たち頑張ったよな?』
: 『もちろんだよ。結果が全てじゃないよ。』
: 『でも、悔しいな。。』
: 『うん!悔しい♪だから楽しいんだよ。悔しさを楽しむことが大事なんだ。』
−おわり−